石川県柳田星の観察館「満天星」

火星が見ごろ　2020年9月〜11月 (最接近は10/6)

2020年10月6日に火星と地球が最接近します。
9〜11月はマイナス2等級ととても明るく輝きます。
ぜひ火星を見つけてみましょう！！

火星はどこにいるの？

2020年9月から11月頃、火星は「うお座」付近にいます。
火星は明るくて赤い星なので見つけやすいですよ。

最接近以降、火星は徐々に暗くなっていきますが、2021年6月頃までは見やすいです。
10月6日：マイナス2.6等級　　　　11月1日：マイナス2.1等級
12月1日：マイナス1.1等級　　　　 1月1日：マイナス0.1等級

火星を探すときはスマートフォンの星座アプリが便利です。
無料のアプリ「星座表」や「Google sky map」などがおすすめです。 下の星図はクリックすると拡大します。

望遠鏡で火星を見よう！！

望遠鏡で火星を見たい方は火星観察会に参加しましょう。大気が安定していれば火星の模様も見えます。
　☆10月5日(月)〜7日(水)　 火星観察会2020

火星の接近について

地球と火星は約2年2か月ごとに隣り合い、接近します。
今回は6207万kmまで接近します。
10月6日の最接近後、地球と火星は離れていきます。火星の見かけの大きさは徐々に小さくなっていきます。

大気が安定している日は、望遠鏡で火星の表面の模様を見ることができます。
画像のようにはっきりとは見えませんが、火星の黒っぽい部分は分かります。

　　↑2018年　火星の見かけの大きさの変化

次回の火星の見ごろは？

次回の火星の接近は2022年12月1日です。
火星は太陽の周りを約687日で公転しているため、約2年2ヶ月ごとに地球と接近します。（内側を回っている地球が火星を追い越す時です。）
地球も火星も太陽の周りを歪んだ楕円軌道を描いて公転しているため、接近ごとに近づく距離が違います。
次回2022年12月の接近は今回よりは少し遠い接近になりますが、マイナス2等級の明るい火星が見られます。次回もぜひ楽しみにしていてください。

参考サイト

・国立天文台　火星最接近2020

・AstroArts　【特集】火星(2020年10月6日　地球最接近)

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